脱毛サロンで脱毛の施術をお願いする場合、事前の自己処理が必要になることが多いです。
初めて脱毛サロンに行く方は「自己処理って具体的にどこまですればいいの?」と思うのではないでしょうか。
本記事では、脱毛前の自己処理が必要な理由から、具体的な自己処理方法やケアの仕方を紹介していきます。いざ施術に行き、断られることのないようにぜひ参考にしてください。
脱毛前の自己処理が大切な理由
サロンやクリニックに脱毛の予約をすると、多くの場合自己処理をして来店してくださいとの説明があります。
では何故、脱毛前に自己処理が必要となるのでしょうか。
ここでは、脱毛に自己処理が必要な理由について紹介していきます。
自己処理をせずに施術に行ってしまうと、トラブル回避のため施術をしてもらえない可能性もあるため、事前にしっかりとチェックしておきましょう。
火傷のリスクがある
長い毛がある状態ですと、照射により毛根だけでなく毛先へも熱が分散されます。
その結果、熱くなった毛先が皮膚に触れて火傷をしてしまうことがあります。
毛先にまで分散されてしまうのは、光が毛を色づけているメラニン色素に反応するようになっているためです。
火傷を防ぐためにも必ず事前に自己処理をしておく必要があるのです。
脱毛効果が低下してしまう
熱が長い毛先にまで分散されてしまい、毛根に十分な熱が伝わらず脱毛効果が低下します。
毛根への熱が不十分だと、発毛組織にダメージを与えられないためです。
脱毛効果が低下すると、脱毛箇所にムラができ、きれいな仕上がりになりづらいので注意しましょう。
自己処理のポイント
脱毛の自己処理が大切な理由について紹介しました。
ここでは自己処理をするうえで知っておきたいポイントを紹介していきます。
脱毛効果の向上や肌ケアにもつながりますので、把握しておきましょう。
自己処理のタイミング「施術2日前~前日」
自己処理をおこなうタイミングは、施術2日前~前日となります。
施術当日の自己処理はお肌の状態が不安定になるため避けましょう。
毛の伸びるスピードは個人差がありますが、直前に自己処理をしてしまうと肌が炎症を起こして、肌トラブルにつながることがあります。
一方、施術2日前よりも期間が空いてしまうと、前項で説明した毛が長すぎることによるトラブルが起こりやすくなります。
毛の伸びるスピードにより、自己処理のタイミングは微妙に異なりますので注意しましょう。
肌を温める
肌が冷えることにより、硬くなった皮膚を自己処理によって傷つけてしまう恐れがあります。
肌に傷があると、トラブルを避けるために施術を断られる可能性もあります。
肌が冷えている場合は、蒸しタオルなどで肌を温めるのがよいでしょう。
自己処理後は保湿ケア
自己処理は肌にとってダメージを与える行為です。
ダメージの残る肌をしっかり保湿しましょう。
保湿をすることにより、肌のダメージを早く回復させることができます。
保湿を怠ると、赤みやかゆみが出やすくなります。
脱毛サロンへ行く前に皮膚が炎症を起こしていると、施術を断られる可能性があるので保湿ケアはしっかりとおこないましょう。
VIO脱毛前の自己処理
自己処理で使用する道具は「小回りのきくハサミ」「フェイス用シェーバー」です。
処理の流れは、以下となります。
1.処理した毛をすぐに捨てられる環境を作っておく
2.小回りのきくハサミで短くカットする
3.フェイス用シェーバーを使用して剃っていく
次に注意点を見ていきましょう。
iライン・Oラインの自己処理はより慎重に
iライン・Oラインの自己処理では、粘膜を傷つけないように気をつけましょう。
小回りのきくハサミやフェイス用シェーバーを使用することも粘膜を傷つけないポイントとなります。
鏡でしっかりと位置を確認しながら自己処理をしていきましょう。
デザインに合わせて照射する場合:残したい部分以外を自己処理する
好みのデザインに整えたい場合は、全て剃らずに残したい部分以外を自己処理し照射していきます。
デザインを整えるだけでなく全体的に毛量も減らしたい方は、初めの数回だけ全て剃って照射を行い、毛質に変化が現れたらデザインを整えていきましょう。
ハイジニーナの場合:毎回全て剃る
デザイン照射を希望している方よりも、剃る回数は増えるので粘膜を傷つけないよう徹底しましょう。
また、Oラインは自己処理が特に難しいので処理をしてくれる場合もあります。
予約をした際に、Oラインの処理はしてくれるのか確認しておきましょう。
VIOデザインの種類
代表的なVIOデザインは以下になります。
最近の人気デザインは、デザイン感の主張が強くないナチュラルな形です。
ランジェリーからはみ出さないようにデザインするのがポイントとなります。
VIO脱毛以外の自己処理
VIO以外の自己処理について紹介します。
VIO以外の自己処理はフェイス用シェーバーで剃るのがおすすめです。
また注意点としては、毛抜きや脱毛ワックスを使用しないようにしましょう。
毛を剃らずに抜くと、埋没毛や毛嚢炎のリスクがあり、脱毛効果が低下することも懸念されます。
カミソリも使用を控えましょう。カミソリは肌の角質が落ちてしまいます。
角質が落ちてしまうと肌を守るものがなくなり、施術を受けた際に肌ダメージが大きくなってしまうためです。さらに、ダメージが重なると色素沈着を起こすこともあります。
これは、肌が刺激を受けた影響でメラニン色素を作ってしまうことが原因です。
脱毛後も肌をきれいに保つために、カミソリでの自己処理は避けるようにしましょう。
剃り残しがある状態でも脱毛してもらえる?
剃り残しがある状態でサロンに施術を受けに行くと、「脱毛を断られる」、「多少の剃り残しならシェービングしてもらえる」の2つのパターンが考えられます。
多少の剃り残しであれば、施術前の処理が可能な場合もあります。
ただし、必ず施術ができる訳ではありません。剃り残しの箇所や量によっても変わってきます。
予約の際に、施術前の剃り残しはどの程度ならサロンでシェービング処理も可能なのか確認は必ずしましょう。
また、1人のお客様の施術に使える時間が限られています。施術前に処理をしてくれる場合でも、施術に使える時間は短くなり通う回数が増えることになるかもしれません。
いずれにしても、自己処理できる箇所はすべてご自身でおこない、どうしても難しい箇所だけは事前に相談するのがよいでしょう。
脱毛に行く前は剃り残しがないかチェックしよう
脱毛に行く前の自己処理が必要な理由や、具体的な自己処理ポイントについて紹介してきました。
自己処理をしっかりすることは、希望通りの脱毛効果を得るためにとても重要なことになります。
また、VIOはとてもデリケートな箇所になるため、自己処理をおこなう際はより慎重におこなうようにしましょう。
自己処理だけでなく、自己処理後のケアなども大切です。
皮膚の赤みや傷などの肌トラブルや、無駄に時間がかかってしまうことは避けられるようにしましょう。
銀座カラーでは、脱毛予定の箇所を事前にフェイス用シェーバー等で自己処理の上、ご来店いただくことになります。
自己処理のやり方については、無料カウンセリングで相談できますので、気になる方はぜひお気軽にご相談ください。
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監修者:西田 恭之 医師(恵比寿美容クリニック)
東海大学医学部医学科卒業。都内市中病院で初期研修後、消化器内科診療に従事。その後は人間ドックでの診療を続けながら恵比寿美容クリニックにて勤務し、現在は副院長として診療に従事。
監修者からのコメント
脱毛に行く前にはムダ毛の自己処理を行う必要があります。
火傷を起こさないため、脱毛効果を落とさないためにも、適切な時期に正しい方法で自己処理をして脱毛を受けましょう。なお、事前の処理についてわからないことがあれば確認しましょう。